リノブログ
ウッドショックについて
■最近、木材の価格が高騰しており、ウッドショックと呼ばれています。
理由はアメリカ・中国での住宅建設が盛況で木材の需要が世界的に高まってきたことが影響しているようです。
コロナ禍の影響で停滞していた住宅建設需要の高まりが影響しており、この影響を受けて日本国内の木材も高騰しています。
■ところで、国内で供給している木材の約6割が外国からの輸入品で国産のものは4割程度のようです。
戦後、国内の住宅不足を解消するため、住宅建設が強く進められました。団地建設もその一環です。
建築資材である木材不足を回避するため、政策として造林が進みました。
■しかしながら、安価な外国の輸入木材が大量に入ってきたこともあり、これまで国内の林業は外国に押されてきたという背景があります。
■木材の価格が世界的に高まっている今、造林によって生み出された多くの木々が収穫の時期を迎えていることもあり、いよいよ国産の木材に注目が集まるタイミングなのかも知れません。今後の動向に注目したいと思います。
《参考文献》
令和2年(2020年)木材需供給表 令和3年9月 林野庁企画課
※この記事は2021年11月1日現在の情報をもとに作成しております。